先日購入した ベニー・カーター の analogue productions盤LPが、驚くほど高音質だったので、ブログに残しておこうと思う。
JAZZ GIANT/BENNY CARTER
アーティスト | Benny Carter |
タイトル | Jazz Ginat |
カタログNo. | APJ 013 |
プレス国 | アメリカ |
1曲目が始まった途端、音質の高いことがすぐに分かる。良い意味で、かなり現代的な音だ。
マスタリングは、安定のダグ・サックス氏。さすがの仕事である。
この音質の高さは、analogue productions盤だからなのか、元の録音が良かったからなのか。恐らく両方の要因があると思うが、とにかく楽器の音色に艶があって、すぐ近くで演奏されているかのようだ。音の傾向としては、「ART PEPPER Meets the Rhythm Section」に近い。
作品としては、そもそも Apple Music で聴いていたので、とりたてて感想はない。特に印象に残る曲がある訳でもなく、超絶的なアドリブ・ソロが繰り広げられる訳でもない。
それでも、気軽に聴けて、心地よさが身体に残る。何より自分がまるでナイトクラブにいるかのように、オーディオルームの雰囲気が様変わりする。
退屈でもなく、暑苦しくもない。力まずにエネルギッシュなプレイが楽しめる好盤だ。
特にB面が洒落ていて、ベテランらしい安定感とホットな演奏が聴けるので、オススメである。
それにしても1957年・58年といった時代に、これほどの音質でレコーディングされていたとは、ちょっと驚きである。音だけでアルバム1枚聴けてしまう、凄まじい音質だ。
このLPに出会えて良かった。しばらくはベビロテ確定である。
↓ コメントはこちらへ ↓