先週購入したレコードのうち、取り急ぎ2枚だけご紹介したい。
マリリオン と ダイアナ・クラール である。
Misplaced Childhood/マリリオン
アーティスト | MARILLION |
タイトル | MISPLACED CHILDHOOD |
カタログNo. | EJ 2403401 |
プレス国 | イギリス |
A面ランアウト | EJ 2403401 A-1 U-1-1- A-B-I D |
B面ランアウト | EJ 2403401 B-1 U-1-1- A-B-I D |
プログレの全盛期というと、多くの人にとっては70年代前半になると思う。事実そうだと思うし、私としても80年代以降の作品は、一部の例外を除いてあまり思い入れがない。
その一部の例外が、DREAM THEATER 「IMAGES AND WORDS」 と、MARILLION 「MISPLACED CHILDHOOD」 である。
もっとも、前者はリリースされた当時に相当のめり込んだが、後者は耳タコになるほど聴き込んだ訳ではなかった。質の高い作品だと感じたが、70年代の傑作群と肩を並べるほどとまでは思えず、アルバムの隅々まで覚えてしまうレベルには至らなかった。
なので今頃になってアナログLPで買い直してみた。一応、UKオリジナルである。
一聴したカンジは、なかなか良い音だ。日本盤や再発LPを聴いたことがないので、UKオリジナルとしての音質差などは分からないが、80年代らしい透明度と鮮度の高さは感じられる。
あと、いつもこのアルバムを聴いて思うのは、ヒットした2曲目 「Kayleigh」 はシングルとして聴くよりも、このアルバムの中の1曲として接したほうが、とても魅力的に響く。あくまで本作の中で1曲目と3曲目に挟まれたメドレー形式のほうが、圧倒的に良い曲だと感じるのである。
アルバム中、ほとんど退屈するようなパートはないし、ギターは官能的だし、サウンドも柔らかくて聴きやすい。
このLPは、なかなか満足度が高かった。
The Very Best of Diana Krall/ダイアナ・クラール
アーティスト | DIANA KRALL |
タイトル | THE VERY BEST OF DIANA KRALL |
カタログNo. | 0602517468313 |
プレス国 | EU |
A面ランアウト | 77097E1/A www.gzvinyl.com-1746831-A |
B面ランアウト | 77097E2/B 1746831-B |
C面ランアウト | 77097E3/B www.gzvinyl.com-174831-C |
D面ランアウト | 77097E4/A 1746831-D |
実は ダイアナ・クラール は、あまり好きなシンガーではない。上手い下手や歌い方がどうこうというよりは、たぶん声が好みではないのだと思う。
但し彼女のピアノは嫌いではないし、作品の音質も良いといつも感じる。なのでたまに Apple Music で聴いているのだが、今回ベスト盤を中古で見つけたので買ってみた。
結論から言うと、やっぱり声が好みではないようだ。嫌いというレベルではないので、普通に2LPを通して聴くことは出来るのだが、今ひとつ惹かれないといのが率直なところである。
これは彼女を卑下しているのではなく、あくまで個人的な嗜好の問題だ。
ただこのベスト盤、2枚目はかなり質が高い。特にSide4は、曲も演奏も音もすべてがケチのつけようがなく、繰り返し何度も聴いてしまうだけのクオリティである。
たぶん好きな人には手っ取り早いコンピレーション盤なんだろうなとは思う。
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