【LP購入記録】MSG と アート･ファーマー

　先週購入したレコードは、この2枚だけ。なんせレコードプレーヤーを修理に出していたので、その間は購入欲のようなものが湧かなかった。
　プレーヤーは昨日、無事に戻ってきたので、早速この2枚は今日すぐに聴いてみた。

THE MICHAEL SCHENKER GROUP／マイケル･シェンカー･グループ

　SCORPIONS、UFO を経て、マイケル・シェンカー が自らのバンドを率いてリリースしたデビュー作。
　今さらアナログで買うつもりはなかったのだが、さるブログで「UKオリジナルのマト1はやはり音質が高い」という投稿を見てしまい、いてもたってもいられず入手。
　購入先は Discogs 経由で、英国のセラーから。日本盤も同様だが、UKオリジナルもあまり高価ではなく、日本までの送料のほうが高いくらいだ。
　MAT1/1と情報が記してあり、評価も高いセラーだったので、あまり迷わずポチった。そして購入した翌日には発送してくれた。
　2週間ほどで自宅に届き、開封してマトリクス番号を確認したが、間違いなくMAT1/1。盤面も大きなキズはなく、満足できる買い物だった。
　肝心の音質は、やはり鮮度の高さが際立っている。ただそもそもこのアルバムは、もとの音質がショボいので、いくら鮮度が高いといっても知れている。これだけの名盤なのに、どうしてこんな下手くそな録音をされてしまったのだろうか。
　ま、このUKオリジナル（MAT1/1）が最も鮮度の高い音であることは、間違いないだろう。英国からの送料を入れても4千円程度だったので、ヨシとしよう。
　それにしても久々に聴いたけど、B面の ｢Into the Arena｣ 〜 ｢Lost Horizons｣ の充実度は凄まじいな。名作。

ART／アート・ファーマー

　これは日本盤。ただし日本での初版であり、本国アメリカでのリリースからあまり日を置かずしてプレスされたものだと思う。
　これまでのところ、ジャケットの裏に直接ライナーが印刷されている古いタイプの日本盤では、概ね音質的に満足のいくLPが多かったので、このアルバムもそれを狙って入手したが、やはり音は悪くなかった。
　ただ、特に愛聴してきた作品でもないので、大きな感動はなかったというのが率直なところ。これから聴き込んで、どれだけ気に入ることができるかなー。