タイトル | クーリエ:最高機密の運び屋 |
監督 | ドミニク・クック |
出演 | ベネディクト・カンバーバッチ |
公開年 | 2020年 |
タグ(ジャンル) | サスペンス |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
1962年、米国とソビエト連邦が核戦争一歩手前まで行ってしまったキューバ危機。しかしその際、一人のソ連高官は戦争を望まず、平和のために機密情報をアメリカに流し始め、他方、CIAはイギリス人ビジネスマンを情報の運び屋としてスカウト。
この二人のスパイが接点となって、米国の諜報活動が先鋭化し、最後には米ソ開戦という最大の危機を回避する。
しかしその少し前から、二人のスパイはKGBから疑惑を持たれ、徐々に追い詰められていくことに. . . 。
鑑賞後の感想
キューバ危機の際に、戦争回避のために暗躍したイギリス人とソ連高官の諜報活動を映画化した作品。つまり実話を基にした映画だ。
ドンパチやったり秘密の小道具が出来てくるようなスパイ物ではなく、家族との葛藤やスパイ間の友情などがメイン。
それにしても後半、徐々に追い詰められていく主人公たちの心理的演出が見事で、観ていて息苦しくなるほどだった。
単なるイギリスのビジネスマンがCIAの手先になる序盤のシーンがあっさりし過ぎているのは気になったが、この映画が描きたかった部分ではないので、仕方なしか。
バレエ観賞のシーンなどが印象的に挿入され、ロシア音楽が魅力的に響く、少し重厚な作品。でも、とても質の高い映画だったなと思う。
退屈するような冗長な作品でもなかったので、万人にオススメできるね。
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