いまジャズのボーカル物がマイブームなので、先日もそれ系のLPを2枚購入した。
ノラ・ジョーンズ のアナログ・プロダクションズ盤と、アニー・ロス の2枚だ。
FEELS LIKE HOME/ノラ・ジョーンズ
アーティスト | Norah Jones |
タイトル | Feels Like Home |
カタログNo. | APP043 |
プレス国 | アメリカ |
A面ランアウト | 5099963877717-A APP-043 KPG+MZ@CA QRP |
B面ランアウト | 5099963877717-B APP-043 KPG@CA QRP |
彼女のデビュー・アルバム 「COME AWAY WITH ME」 の Analogue Productions 盤は、相当な愛聴盤である。たぶん ビル・エヴァンス の 「WALTZ FOR DEBBY」(同じくアナプロ盤) と共に、最もターンテーブルに載せている回数の多いLPだと思う。
しかし彼女の2nd以降のアルバムは特に好きではなく、たまに Apple Music で聴いても、個人的嗜好としては1stに遠く及ばないので、わざわざLPで揃えようとは思っていなかった。
ただ今回、中古のこの2ndのアナプロ盤を見つけたので、ひょいと買ってみた。愛聴している1stだって、アナプロ盤でなければボーカルが前面に出ていて聴きづらい。2ndだってアナプロ盤なら気にいるかもしれないと期待しての購入だった。
結果としては、やはり微妙。音は眠たいし、作品そのものも1stの方が質が高い。
ただAB両面聴いた後で、試しにカートリッジを変えてみた。
通常、アナプロのような高音質を目指した現代のカッティングの場合は、MCカートリッジの SPU を使っているが、真反対のMMエントリーモデル 「Ortofon OM10」 に変更してみた。
結果はまるで駄目。単に艶やかさが衰退しただけだった。1曲目を聴いただけで止めた。
そして次に 「Shure V15 Type3」。針はJICOのベイシーモデルに交換済みの、MMカートリッジだ。
これはハマった。SPU より音に活気と暖かさが感じられる。これなら悪くない。
個人的にはやはりデビュー・アルバムには遠く及ばないが、まったりとしたいときに聴く分には、なかなか適している。しばらく 「Shure V15 Type3」 で聴いてみよう。
SINGS A SONG with Mulligan/アニー・ロス
アーティスト | Annie Ross with the Gerry Mulligan Quartet |
タイトル | Sings a Song with Mulligan |
カタログNo. | WP-8268 |
プレス国 | 日本 |
A面ランアウト | WPS-1253-A 1S 1 〄 |
B面ランアウト | WPS-1253-B 1S 〄 |
これは国内プレスだが、写真の通り見本盤。しかも東芝の昔のプレスなので、赤盤だ。ラベルに発売日などまで書いてあって、これぞ見本盤といった趣きである。
ただ実際に聴いてみると、なかなかチリプチノイズが激しくて聴きづらい。中古LPは必ず再生前に軽く水洗いするが、それでもこのノイズかと思って残念。見た目での傷などはほとんど見当たらないだけに、却って悔しく感じる。
作品自体はこれまで Apple Music で聴いてたので心配はしていなかったが、チリプチが気になって音楽に集中できないに等しい状況だ。
ま、中古レコードの宿命ですな。
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初めまして、スピーカー探しからJBLに結びついてこのブログに辿り着きました。
管理人さんの数年前のシステム(1600neと4319)で聴いています。
ジャズボーカル、いいですよね。ダイアナクラールの記事も読ませて頂きましたが全くの同感です。音の良いジャズボーカルは最高ですよね!
個人的にはジョスストーンの The Soul Sessionsもお気に入りです。
こんばんは。
コメントありがとうございます。
JBL4319、イイですね〜。
ここだけの話、あれを売り払ってしまったのは、本当に後悔しています。
いま考えると、かなり高いレベルでオールマイティ性を発揮していて、どんな音楽でもソツなく鳴らしていたと思います。
当時は、「オールドJAZZならもっとスイングするスピーカーがあるハズ!」とか思って、ヴィンテージ品に買い替えましたが、率直なところ総合的に判断すると、4319が最も勝ってました。
割と本気で買い直そうかとも考えましたが、売り払ったときの価格と、買い直す値段の差が大きく、ふんぎりが付きませんでした。
ジョス・ストーン「The Soul Sessions」ですね。Apple Music にあったので、さっそく明日の通勤時に聴いてみます。
ありがとうございます!
ありがとうございます。
4319ホントに気に入っています。
こちらのブログが大変参考になったので本当に感謝しています。
しかし人間の欲は尽きないもので、真空管で鳴らしたらどうか、マッキントッシュだとどうなるのか、などとヨリヨリさんと同じような道を辿りそうな予感を必死に消しています 笑
今しばらくは1600からの4319をハイレゾで鳴らす為に、先の丸い音やジャンルを模索する毎日 (尖った音だとシャリシャリしちゃうので)
足るを知る がいつまで続くのやら と言った所です。
また楽しいオーディオ記事、期待しています。
今後ともよろしくお願いします。