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【セレッソ】 vs 横浜F・マリノス(2023年J1リーグ第6節)

 A代表ウィークが明け、2週間ぶりのリーグ戦。セレッソ大阪は、何故かすこぶる相性の良い神奈川県勢の中でも不思議なほど勝ち点がとれる横浜F・マリノスとホームで対戦。
 スタメンは下記公式Twitterの通り。古巣対戦となるレオ・セアラが、スタメンに復帰している。

 試合は、やはり持ち前の相性の良さを発揮して前半に2点先取し、後半に1点を返されるも逃げ切って、王者マリノスを2-1で下している。

C大阪 2-1 横浜F・マリノス

 どちらかというと、やりたい事ができていたのはマリノスの方だろう。セレッソはいつも以上にハイプレスでスタートしたが、それを剥がしてマリノスが裏をとったシーンは少なくなかった。
 ただ前線からのプレスが奏功した場面もあり、セレッソとしても概ね狙い通りではあったと思う。
 そしてマリノスは、中を閉めるセレッソに対し、当然のようにサイドを使ってくる。しかもクロスについてはJリーグ屈指の精度を誇る、永戸、水沼といったプレーヤーがいるのだから、受ける側としてはかなり厄介だ。
 実際、前半12分にDF永戸が左サイドから入れたアーリークロスなどは、驚くほどの質の高さだった。ここは走り込んだMF水沼がギリギリ触れなかったので先制とはならなかったが、ベガルタ仙台でプレーしていた際に「セレッソに欲しい!」と個人的に惚れ込んだ彼の左脚の精度は、今日も健在だった。

 しかし先制したのはセレッソ。前半15分のコーナーキックの場面で、ニアでFWレオ・セアラの頭に触れたボールが、マリノスDFエドゥアルドの足に当たってゴールに吸い込まれた得点だった。
 オウンゴールかと思ったが、FWレオ・セアラの得点と認められ、古巣への恩返し弾であると同時に、セレッソ移籍後初ゴールとなった。

 その後17分にも、カウンターでレオ・セアラが裏のスペースへ抜け出した好機があった。
 ここはややゴールからは右に外れていたためシュートは狙えず、クロスを上げるかと思ったが横浜DFエドゥアルドに詰められ、チャンスを逃している。

 そしてこの後はしばらくマリノスの猛攻。
 24分にサイドからMF水沼が鋭いクロス。しかしここは誰も触れず。
 25分にはやはりDF永戸がボックス内へ鋭いアーリークロスを入れ、ファーサイドまで流れたボールを日本代表FW西村がシュートするも、CB鳥海が身体を張ってブロック。しかしこの場面での永戸にボールが渡るまでの流れを観ると、マリノスがきちんとチームとしてオーガナイズされているのが分かる。
 さらに27分にはサイドをワンツーで剥がされ、PA横から水沼に軽々とクロスを許し、中でFWアンデルソン・ロペスがダイレクトでシュート。ここはCBヨニッチが付いていたこともあり、何とかポスト直撃となって事なきを得たが、非常に危険なシーンだった。
 そして32分には、FKの流れから横浜DF畠中にボックス内までロングフィードのパスを通され、DF永戸がGKと1対1になったが、GKキム・ジンヒョンが素早く詰め寄ってシュートをブロック。マリノスとしては、決めておきたい決定機だった。

 こうしてマリノスが好機を活かせない間に、今度はセレッソが追加点。
 34分にボールを奪ったセレッソが、素早く縦にボールを送り、降りてきたFWレオ・セアラが拾って振り向く。横浜DFエドゥアルドに引っ掛けられながらもドリブルでバイタルまで運び、相手を引き付けたところで右側を上がっていたMF奥埜へパス。
 ほぼフリーの状態でPA内に入っていった奥埜だが、シュートは選択せずワンタッチでふわりと中へボールを返し、これを走り込む勢いのままFWレオ・セアラが強烈なダイビングヘッドでゴールへ叩き込む追加点だった。
 奥埜のあまりに優しすぎる、そして相手にとっては悪魔のようなチップキックによるアシストが印象的だった。

 その後、前半終了間際の44分には、横浜FWアンデルソン・ロペスにPA内で振り向きざまシュートを打たれ、ネットを揺らされたが、ここはオフサイド判定でノーゴールとなっている。

 そしてセレッソの2点リードで折り返した後半。
 まずは49分に左奥からSB山中がゴール前へクロスを入れ、これを再びFWレオ・セアラが頭で合わせたが、惜しくもボールはポストの外。
 65分にも、MF香川のスルーパスを受けたFWレオ・セアラがGKと1対1になりかけたが、ここは懸命に戻った横浜DFエドゥアルドに阻まれ、ハットトリックならず。

 また75分には、自陣左サイドでボールを受けたMF香川が、対角線上に長いスルーパスを出し、右奥のスペースへ走り込んだSB松田へボールが渡る場面があった。目の醒めるようなパスの精度と、俯瞰的な視点の高さは、さすがのひと言。彼のロングパスは、味方が追いつけずにラインを割ってしまうという事が、ほとんど無い。これは本当に凄いことだ。
 そしてこのパスで獲得したCKを香川自身が蹴り、ファーサイドで待っていたMF毎熊がダイレクトでシュート。巻いたボールがゴール隅へ向かうも、僅かに巻ききれずポストに嫌われてしまったが、入っていれば見事なコントロールショットであった。

 こうして3点目を奪えずにいると80分すぎに、もはやお約束の失点。
 右サイドで裏を取られてPA内まで抉られ、マイナス方向へ入れられたパスを懸命に戻ったMF喜田がニアで触れたところ、ボールがゴールへ吸い込まれる痛恨のオウンゴールとなった。

 1点差に詰め寄ったことで勢いを増したマリノスの攻撃が続き、しかも84分に投入されたMFクルークスの不味い対応もあって、セレッソは何度もゴールを脅かされたが、何とか逃げ切って勝利。
 なぜ80分を過ぎてからこれほど毎試合、失点してしまうのか、どうにか手を打って欲しいが、ともかく今日は勝ち点3を掴むことができた。
 王者マリノス撃破。この相性の良さの要因は一体なんなのか検討もつかないが、内容はどうあれ試合に勝つというのは、実に嬉しい。

選手採点(セレッソのみ)

GK
キム・ジンヒョン 6.5
ロングフィードのパスの精度はいまひとつだったが、ビッグセーブが数回あり、勝利に貢献。骨折した鼻の手術をつい数日前に行ったはずだが、フェイスガードなしでの出場だった。

DF
松田 陸 5.0 (84分OUT)
攻撃参加で存在感はあったが、90分を通して何度か裏をとられ、危険なシーンを作られていた。

マテイ・ヨニッチ 6.5
サイドのカバーも良かったが、相手の縦パスに対するチェックの素早さが光った。目立つプレーは少なかったが、彼なしに今日の勝利はなかった。

鳥海 晃司 6.5
ヨニッチと同様、今日の勝利の影の立役者。マリノスMF水沼をケアしながら、PA内でも素早い対応も良かった。

山中 亮輔 5.5
序盤は自慢のクロスがイマイチだったが、徐々にいつもの精度に回復。ただ右の松田と同様、高い位置をとったときの裏のスペースを狙われていた。

MF
毎熊 晟矢 5.5
存在感はあったが、球離れの悪さも目についた。ただしボールに絡む回数も多く、為田と同じくいつの間にかセレッソに不可欠なプレーヤーとなっている。

鈴木 徳真 5.5 (79分OUT)
今日も主にアンカー位置でチームを動かした。ただしボールを捌いたという雰囲気で、攻撃の起点になったり、ディフェンスの基点になっていたとは言えない。そもそも前半は、ビルドアップの始めの出口である彼が消されており、きっちりマリノスにスカウティングされている事が伺えた。

奥埜 博亮 6.5
彼らしい気の利いたプレーが随所で見られ、極めつけはレオ・セアラの2点目のお膳立て。彼の人柄の良さが滲み出るような、優しいアシストだった。

為田 大貴 6.0 (79分OUT)
後半、チームが右サイドから攻め上がった際に、ファーで彼がフリーの状態でクロスを要求していたのに、ボールが来なかったシーンが何度かあった。好機とみるやきっちりゴール前まで走るランニングは、たとえ徒労に終わろうとも大切である。ただし前半はパスミスや消極的なプレーも少なくなかった。

香川 真司 6.0
気がつけばフル出場となった今日の試合。恐らく小菊監督と試合前からそう打合せしていたとは思うが、確かに替えづらい存在だったと思う。特に守備への貢献度は高かったし、周りに細かくポジショニングの指示を出していた姿も印象的だった。

FW
レオ・セアラ 7.0 (74分OUT)
誰もが待ちに待った移籍後初ゴール。しかも2得点である。1点目はオウンゴールに近い得点だが、2点目は彼のボールキープから始まっている。プレスの連携も向上しており、次節もスタメン確定だろう。

交代出場
加藤 陸次樹 5.0 (74分IN)
終盤は5バックを敷いていたこともあって、あまりボールを持ったプレーができなかった。

喜田 陽 ー (79分IN)
出場時間が短く採点なし。

カピシャーバ ー (79分IN)
出場時間が短く採点なし。

ジョルディ・クルークス ー (84分IN)
出場時間が短く採点なし。

進藤 亮佑 ー (84分IN)
出場時間が短く採点なし。

監督
小菊 昭雄 5.5
香川を90分使い、終盤に5バック化を図るなど、工夫の跡は見られた。しかし何より、80分以降の失点は継続中。それと、クルークスとカピシャーバにディフェンスを叩き込んで欲しい。


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