もう完全にサボっているLP購入記録。要するに写真撮ったりアップしたりするのが面倒なのだが、たとえ1枚ずつでも投稿していこうと心を改めた。あと、これまでランアウトのマトリクス情報も上げていたが、これが老眼の目には手間取って面倒なので、もう今回から割愛させてもらう。
とりあえず今日は1枚だけ。最近ハマっているダイアナ・クラールのデビュー作 「STEPPING OUT」 である。
STEPPING OUT/ダイアナ・クラール
アーティスト | DIANA KRALL |
タイトル | STEPPING OUT |
カタログNo. | JUST 50-1 |
プレス国 | カナダ |
後の彼女に比べると、まだ垢抜けないジャケット。特に裏側の写真は、少し田舎臭い少女にも見える。
ただし内容は実に素晴らしい。そしてなかなか硬派なジャズだ。
メンバーは、ピアノとボーカルが ダイアナ・クラール で、他は ジョン・クレイトン(b) と ジェフ・ハミルトン(dr) のみというトリオ構成。申し分ないリズム隊に支えられ、ダイアナ・クラール のピアノも相当エネルギッシュだ。
とにかくインスト部分が聴き応え抜群。小気味よくスイングするし、ピアノトリオというシンプルな構成だけに細かいプレイも耳に入ってくる。後にボサノバ風味が強くなる彼女とは別人のようにピアノがフィーチャーされ、ボーカルのないインスト曲も収録されている。
あと何より、サウンドが上質だ。重さと軽さを兼ね備え、十分な低音の迫力と、舞うようにスイングする軽さが共存している。聴いていて楽しくなるサウンドである。
もともとサブスクで、カーステやイヤホンでは聴いていたアルバムだが、レコードを買って自宅スピーカーから音を出すと、作品に対する印象が段違いに変わった。LPで聴いて初めて、こんなに良いアルバムだったのかと実感させられた。本当に買って良かったと思える1枚だ。
ちなみに一番のお気に入りは、B-2 「42nd Street」。6分を超えるインスト曲だが、抑えた演奏と派手なパートの対比が見事で、現在のところヘビロテとなっている。
なお、このLPはなかなか国内では手に入らないので、仕方なく Discogs で海外のセラーから購入した。と言っても、送料含めて5千円弱だったが。未開封品で。
価格も音も内容も、すべて大満足の1枚である。
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