書名 | サクリファイス |
著者 | 近藤史恵 |
発行年 | 2007年 |
タグ(ジャンル) | 文学小説 |
個人的評価 | ★★★☆☆ |
あらすじ
ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと──。
引用元:新潮社オフィシャルサイト
陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。
アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。
読後の感想
いつもミステリーばかり読んでいるが、タマには違う小説も読む。というか、いつこの本を買ったのか覚えていない。いつの間にかKinndleのライブラリに入っていた。たぶんセールのときに深く考えずまとめ買いした中の1つだと思う。
で、読んでみるとなかなかの面白さ。ロードレースのチームを描いた作品で、そもそも自転車レースに全く興味もないが、それでも非常に楽しめた。知識がなくても簡潔に説明が行われるので、問題ない。長々と解説的な文が続くこともない。
登場人物も少なく、話が難解になることもなく、グイグイと引っ張られて読破できる。ほぼ一気読みだった。ロードレースを知らない人間でも、苦もなく最後のページに到達できる読みやすさである。
元カノとの関係、エピソードが、個人的にはどうにもしっくり来ないが、それでも十分オススメできる作品だ。
シリーズ化されているようなので、またそのうち続編を読んでいこうと思う。
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