予約購入していた、カネコアヤノ の新譜が届いたので、今日聴いてみた。
タオルケットは穏やかな/カネコアヤノ
アーティスト | カネコアヤノ |
タイトル | タオルケットは穏やかな |
カタログNo. | NNFS-1008 |
プレス国 | 日本 |
A面ランアウト | NNFS-1008 A 2 |
B面ランアウト | NNFS-1008 B 2 |
音質的には、まずまず。近年のJ-POPにしては、きちんと各楽器が聴こえるほうだが、それでもやはりコンプレッサーで頭をグッと抑え込んだような、ゴチャゴチャとしたサウンドではある。ただ繰り返すが、近年のJ-POP作品の中ではかなりマシだ。
ジャケットもゲートフォールド仕様で、見開きにはデザイン性の高い写真が一杯に広がり、歌詞カードの裏も同様にモノクロの印象的な画になっている。PINK FLOYD を彷彿とさせる、凝ったアートワークである。
そして何より、内容が素晴らしい。これはちょっとビックリした。
まず捨て曲がない。現代の作品としてはLP1枚に収まる少ない収録時間で、A面B面ともに5曲ずつ。いずれも水準以上の完成度だ。
そもそも70年代ロックで育った身としては、CDがメインのメディアになって以降の60分を超えるようなアルバムは、未だに通して聴くには集中力が持続しない。無駄にクオリティの低い曲を入れられて収録時間が伸びるのは、本当に勘弁して欲しい。
その点、本作はどの曲を聴いても聴き応えがある。
アルバムを通してあまり抑揚がなく、似たような曲が並んでいるが、決して飽きてくるような事はない。むしろ一体感があって安心して身を委ねられるような、そんな作品に仕上がりだ。
早くも今年の邦楽最優秀作品の最右翼候補の登場である。
タオルケットは穏やかな/カネコアヤノ
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