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【LP購入記録】BLUE TRAIN/ジョン・コルトレーン

 また買い足してしまった。コルトレーンのブルー・トレイン。
 ただ今回購入したのには訳がある。1年ほど前に、SNSで音が良いという人がいた、’93年のリマスター盤なのである。
 ずっと気にはなっていたので、1年ほど経ってしまったものの、ようやく中古で購入した。
 ちなみにプレミアム価格などでは全然なく、通常の中古LPといった値段である。

BLUE TRAIN/ジョン・コルトレーン

アーティストJohn Coltrane
タイトルBlue Train
カタログNo.S11-56987
プレス国アメリカ

 この再発盤は、Wally Traugott氏カッティングのDMM(Direct Metal Mastering)だ。さらにSNSでの情報によれば、オール・アナログでの作業らしい。

 実際に聴いてみると、確かに悪くない。レコードらしい聴きやすいサウンドで、ブルーノートっぽい音だ。

 この「BLUE TRAIN」のLPは何枚か所有しているが、これまでで最も好みの音は、10年ほど前に再発された、ブルーノート75周年記念盤だった。

 とうことで、両者をちょっと聴き比べてみた。

 左が今回新たに購入した1993年リイシュー、右が2014年のブルーノート75周年盤である。

 比べてみて初めに感じるのは、定位の違いだ。
 両者ともステレオ盤なのだが、2014年の75周年盤は、左右へかなり極端に振られている。これに対し93年盤は、左右に分かれつつも75周年盤よりは中央に寄っている。
 どちらを良いと感じるかは、人によるだろう。

 音質としては、75周年盤の方が高音がシャリシャリキンカンと鮮明で、低音もベースがたっぷりと聴こえる。端的に表現すれば、現代的なマスタリングである。
 これに比べると、93年盤はあっさりしている。低音がブーミーに響くこともなく、中音域に厚みがあり、良くも悪くもブルーノートの音である。聴きやすいとも言える。

 ただ、いずれも音の傾向としては似ていて、大きな違いはない。
 どちらを選ぶかは人によるだろうが、迷ってしまうほどの差はない。
 私としても甲乙つけ難く、言い換えれば今回わざわざ買う必要もなかったなという結果である。

 いま調べたところ、この75周年盤はタワーレコードやHMVで、まだ新品が買えるようだ。
 興味のある方は、品切れになる前に購入されたし。


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