先週、新たに Analogue Productions盤のLPを2枚、新品で購入したので、それだけご紹介したい。
ソニー・ロリンズ の 「テナー・マッドネス」 と、女性ボーカルのテイクのみを集めたコンピレーション盤(2枚組)である。
TENOR MADNESS/ソニー・ロリンズ
アーティスト | SONNY ROLLINS QUARTET |
タイトル | TENOR MADNESS |
カタログNo. | APRJ 7047 |
プレス国 | アメリカ |
A面ランアウト | PRLP-7047-A2 KPG@CA QRP KEVIN GRAY |
B面ランアウト | PRLP-7047-B KPG@CA QRP KEVIN GRAY |
ソニー・ロリンズ(sax)、レッド・ガーランド(p)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(dr)、ポール・チェンバース(b) のカルテット名義の作品だが、オープニングのタイトル曲 「Tenor Madness」 だけは ジョン・コルトレーン(sax)も加わったクインテット構成である。
バックの演者に申し分はないし、録音もモノラルらしい押し出し感と太さがあってまずまず。
そしてサウンドは、やはり Analogue Productions盤なので、かなり好みの音だ。艶と濃厚さに彩られながら、何よりすぐ近くで演奏されているかのようなリアルな響きがする。
円安も手伝ってか、どんどん価格の上がっていくアナプロ盤だが、買える時に買わないと数日後には売り切れになることが多いので、今回も高かったが迷わずポチってしまった。
でもこの音はやっぱり、アナプロ盤でしか聴けないなと思える、そんなサウンドである。
the WONDERFUL FEMALE VOCALS/V.A.
アーティスト | Various Artists |
タイトル | The Wonderful Female Vocals |
カタログNo. | APP-122 |
プレス国 | アメリカ |
A面ランアウト | APP-122-A2 KPG@CA |
B面ランアウト | APP122-B3 QRP |
C面ランアウト | APP122-C2 QRP |
D面ランアウト | APP122-D KPG@CA |
これはタイトル通り、女性ボーカルの曲を集めたオムニバス盤。2LPで22曲が収録されている。
こうした企画盤に1万数千円もの大金を投じるのは抵抗があったが、Analogue Productions が手掛けてきた作品の中から選りすぐられたようで、選曲に惹かれて買ってしまった。
しかしやはりサウンドは抜群である。どの曲も深みがあるのに実に聴きやすい。エラ・フィッツジェラルド や ニーナ・シモン から ダイアナ・クラール まで、年代は幅広いが、通して聴いても違和感なく耳を傾けていられる。
ため息が出るほどの良音で、ため息が出るほど良い曲が流れてくるのだから、極上の時間が過ごせる。これだからアナプロ盤はやめられない。
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