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【LP購入記録】BLUE TRAIN/ジョン・コルトレーン

 ジョン・コルトレーン がブルーノートに残した唯一のリーダー作にして、ジャズ史を代表するアルバムのひとつ、「BLUE TRAIN」 のLPを購入した。もちろんオリジナル盤などではなくリイシューだ。

BLUE TRAIN/ジョン・コルトレーン

アーティストJOHN COLTRANE
タイトルBLUE TRAIN
カタログNo.BLP 1577
プレス国ドイツ

 Discogsによると、2014年にブルーノート75周年としてリリースされたシリーズ物のようだ。特にこの盤を狙って購入した訳ではなく、Amazonアウトレットで少し安価になっていたので、ポチっただけである。
 ただ、聴いてみるとなかなかの音質である。一度デジタルに変換されてリマスターを施された音を再びアナログに直して聴く事に、どれほどの意味があるのかと毎回モニョるのだが、それはそれとして悪くない音であることは確かだ。
 各楽器の分離も良く、それぞれの演奏がきちんと聴き取れる。臨場感も悪くない。何より目の前で演奏されているような、リアルな響きが感じられる。
 一部、定位が揺れることがあるが、これはサブスク音源で聴いても同様なので、マスターテープ起因なのだろう。
 この作品をレコードで聴くのは初めてなので、他のLPと比較しての感想は述べられないが、少なくとも後悔は微塵も起きない音質である。

 あと今回LPで初めて聴いてみて思ったのは、A面2曲/B面3曲と別れている方が、圧倒的に作品として聴きやすいことだ。
 本作はB2 「I’m Old Fashioned」 のみバラードで、あとはゴリゴリのジャズだ。つまりCDで聴いていると、初めの3曲はハードに押しまくられることになる。時間にすると約26分。その間サックスとトランペットとトロンボーンの攻撃にさらされ続けるのである。
 決してそれが辛いという訳ではないが、変化がなくて飽きてくるのも事実だ。
 ところがアナログLPだと2曲が終わった時点で一旦小休止となり、レコードを裏返してから心新たに再スタートとなる。またB面として1曲目から始まるのであり、CDでの3曲目とはこちらの受け取り方がまったく違う。
 これは他の作品でもよくあることで、少なくともCDがなかった時代の作品は、やはり本来はアナログで聴くべきなのだろう。
 良い買い物ができて満足である。

 それにしても、A面2曲での リー・モーガン のトランペットは、本当に凄まじい。当時まだ若かったはずだが、A面に関しては コルトレーン を食ってしまってるよね。


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