先日「JBL L100 Classic」購入について投稿した際に少し触れたが、この4月からオーディオ機器を置く部屋が変わっている。
今日はこのことについて書いてみたい。
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この春に次男が遠方の大学に進学したので、空いた2階のひと部屋をマイルームとして、オーディオ機器を全部そこに詰め込んだことは、何度かこのブログでも触れてきた通りだ。それまではずっと、1階のリビングで家人のいない時間帯を狙って、音楽を愉しんでいた。
で、せっかく8畳の部屋を使えるのだからと、少し大きめのブックシェルフ型スピーカー「JBL L100 Classic」に買い替えたのも、前回触れた通りだ。
そしてマイルームで音楽を聴くに至るまで、長らく待望していたことが1つあった。
それは、手元でレコードプレーヤーを操作したいということだ。
1階のリビングでオーディオを楽しんでいたときは、普通に考えると当然の成り行きだと思うが、TVの両脇にスピーカーを設置し、リスニングポジションは対面に置いてあるソファである。レコードプレーヤーはTVラック側に置かざるを得ないので、ソファに座った状態では何も操作はできない。
個人的には、これがかなり不便に感じていた。
A面からB面にレコードを裏返すのに、ソファから重い腰を上げてプレーヤーに近づかなければならない。頻度は低いが「1曲スキップしたい」というときも同様だ。
だからマイルームを持てた際には、リスニングポジションから手の届く範囲にプレーヤーを置きたかった。
そしてついでに、プリアンプも近くに置きたかった。
所有しているセパレートアンプに、リモコンがついていないからだ。
我が家のセパレートアンプは、McIntosh の「C32」と「MC2155」。まだリモコンなんてない時代のヴィンテージモデルなので、リビングのTVラックに設置していると、音量調整だけでもイチイチ立ち上がって近づいてツマミを回さなければならない。
これは強烈に不便だった。
途中で耐えられなくなり、昨年に LAXMAN「LX32-u」というプリメインアンプを買い足し、そちらをメインで使っていたくらいだ。
ただジャズに関しては、出来れば McIntosh のアンプで聴きたい。McIntosh+JBL で聴くジャズは、定番と言われるのも納得の魅力的な音が出てくるのは事実である。
しかし単なるマイルームであり、洋服ダンスやベッド、本棚なども置かなくてはならない。決してオーディオルームではないのだ。間取りや家具配置をどう検討しても、リスニングポジション(つまりスピーカーの対面)にアンプやプレーヤーを置くことはできない。
ということで出した結論が、キャスター付きのオーディオラックを利用する方法だった。
オーディオラックには、プリアンプとレコードプレーヤー(および昇圧トランス)を載せておく。
そのラックは、ふだんは左右のスピーカーの間に置いておくが、音楽を聴くときだけリスポジまで移動させるのである。
これなら音楽を聴きながら、ボリュームも変えられるし、レコードも操作できる。
ちなみにパワーアンプは、左右スピーカーの間にオーディオボードを敷いて、そこに鎮座させている。プリとメインのアンプ間を長いRCAケーブルでつなぐことになるが、これは利便性とバーターだ。
購入したのは、ハミレックスの『G-3613』というオーディオラックである。
そして現在の部屋
まったく需要はないだろうが、簡単な見取り図を掲載しておく。
下図の赤矢印の通り、プレーヤーとプリアンプを載せたオーディオラックを、音楽を聴くときだけ動かすのである。
繰り返すがオーディオ専用ルームではないので、家具を置く必要もあり、左右対称な配置など望むべくもない。せいぜい上の見取り図くらいが妥当な線だろう。
図では書き忘れているが、実際には左側のドアとレコードラックの間に、クローゼットの開き戸もある。
ただ目論見の通り、音楽を聴きながら座った状態で、プレーヤーとプリアンプに手が届く状況は、極めて快適である。
これはちょっと筆舌に尽くしがたい便利さだ。今までレコードの片面が終わるたびに立ち上がってプレーヤーに近づいていたことを思い返すと、雲泥の差である。CDが驚くほどの速度でオーディオ業界に普及したのは、音質だけでなく利便性という大きなメリットがあったことも一因だと、今さらながら追体験した気分だ。
CDといえば、我が家にはCDプレーヤーがない。20年ほど前に使っていたのが最後だ。
上のオーディオラックの写真の通り最下段が余っていて、まだ何らかの機器が置ける。ただCDプレーヤーを買おうという気は微塵も起こらない。自分でも不思議なほど、レコード以外は聴く気にならないのである。
たぶんもう死ぬまでCDプレーヤーを買うことはないだろうなと、ふと思ってしまった。
何にせよこれでまた1つ、楽しく音楽が聴ける環境が構築されたことになる。週末が愉しみでしょうがない。
十数年後に確実にやってくる老後に向けて、これほど熱心になれる趣味があることは、実に幸せなことである。
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大変ご無沙汰致しております!!
元YYNのNABEです。
偶然このブログにたどり着きました。
その間取り図、確かにまったく需要が無いかもしれないけど俺的には最高に面白かったです。
あまり必要の無さそうな細かい説明まで満載で楽しく読ませてもらいました。
うちはマンションなのであまり大きいスピーカーは置けないので羨ましい限りです。
それからオーディオラックのG-3613よさそうだよね。
スピーカースタンドはHAMILEXのを使っているんだけどオーディオラックは安物を使っていて、そのうちいいものをと思っていてそのG-3613も視野に入っていたんだよ。
それはさておきヨリヨリが今現在も変わらずミュージックライフ(レコードライフ?)を満喫されているようで何よりです。
レコードの方がコンプレッションがかかっていないからなのか、CDで聴くよりも臨場感があるような感じがするよね。
ドラムの音なんか特にレコードの方が生々しいような気がするし。
シンバルの響き具合とか残響音みたいなものとかも。
俺はレコードは面倒なのでめったに聴かず、もっぱらデスクトップオーディオですが。
いづれはいい機材を揃えていい環境でレコード鑑賞したいなという想いはあります。
でも本当に若い頃より今の方が音楽を楽しんで聴けています。
なんか若い頃には気づかなかった事や知らなかった事や分からなかった発見がいろいろあったし、いまだに気づかない発見がこれからも次から次へと出てきそうでワクワク感は尽きないね。
だけどCDプレーヤーはあった方がいいのでは?昔買ったCD聴けないじゃん。
もしかして全部レコードで買い直したとか!?
では、よいお年を!!
ナベさん!
マジすか!? ビックリです!
てかなんでここが僕のブログだと分かるんですか?
そんなに個人情報出してましたっけ?
いやでもホント、子供が生まれてからは、ずーっと音楽とは遠ざかってたんですけどね。
5年ほど前に、下の子が中学生になってから時間が出来たので、ちょっと映画鑑賞用にAVアンプとYAMAHAのスピーカーを買ったのが、運の尽きでした。
単純に「音楽を良い音で聴く快感」に目覚めて、少しずつオーディオを揃え、その過程で興味本位でレコードプレーヤーを買ってからは、もう寝ても覚めてもアナログですわ。
CDプレーヤーは、もう20年近く持ってないですね。外ではサブクス(Apple Music)ですし。
CDは、2/3くらいは売りましたが、サブスクに無さそうな作品をメインに、たぶん200枚くらいは残してますが、完全にホコリ被ってます。
正直、もうCDを聴くことはないかなーと感じてます。
一時はハイレゾとかに行きかけましたが、真反対のアナログ沼にハマってしまいました。
でもレコードは良いですよ。特に昔のLPは。
音が良いとか悪いとか、圧縮されてないとか、そんな理屈じゃなく、シンプルに聴いていて楽しいです。
最初に買ったレコードプレーヤーは、3万円程度のエントリーモデルでしたが、それでも十分に雰囲気があって、感動できる音でしたよ。
一度お試しください。ハマりますから (笑)
またいつか会いたいですね。関西にくることがあれば、ぜひ連絡ください。
それではまた!
いやホント、ビックリしましたわ (笑)