もう半年近く前になるが、宅配ボックスを設置した。
以前から騒がれていた「2024年問題」の4月に突入してしまったので、広くオススメしたいという意図もあって、今回ブログで紹介させて貰おうと思う。
購入した宅配ロッカーについて
宅配ロッカーの選定については、まず考慮したのがボックスのサイズである。
我が家に頻繁に届く物の中に、レコード(LP)がある。
レコードは結構デカい。LPの直径は約30cm。これがジャケットに入って、さらに段ボールに入れられるので、それなりの梱包サイズになる。
経験則でいうと、Amazonやディスクユニオン、タワーレコードのLP梱包は、ジャケットサイズにある程度フィットする段ボールが使われているが、HMVから届くLPは結構大きいカートンが使われている。
なので、まずはHMVで購入したレコードの段ボールが入ること。これが第一条件。
それともう1つ最低限の条件としたのが、ボックスが2段あること。
複数の荷物が届く日も、多くはないがタマにはある。どうせ買うなら荷物1個用ではなく、ボックスが2個ある宅配ロッカーにしようと考えた。
この2つが必須の条件で、あとは屋根下ではなく雨ざらしとなる場所に置くので、なるべく防水タイプにしようとは思ったくらいだ。
色やデザインは、ほとんど考慮せず。実用性重視である。
折りたたみ式も検討したが、あれはあれで何だか面倒そうなので却下した。
そして色々と調査して、最終的に選んだのが、山善の「EPB-2」という製品。
上に挙げた条件はすべて満たし、価格的にも2万円前後と、据え置き型の宅配ボックスとしては決して高くはない。
Yahooショッピングで、ポイントが多く付きやすい日を狙って、ポチった。
およそ半年弱、使ってみた感想
使ってみた感想を先に述べると、極めて満足度は高い。まったく不満も後悔もない。もっと早く買っておけば良かったとさえ思う。
購入前に吟味しただけあって、大きめのボックス2個は、オーディオアンプとかデスクトップパソコンとか、そうした大物以外のほとんどの荷物が入る。
上げ底になっている底部にブロックを入れて、簡単にボックスごと持ち去ったりできない工夫があるし、扉の内側に印鑑も置いておける。配達員に対する使い方説明書も付属されていて、マグネットで本体に貼り付けることができる。もちろん鍵も付いている。
設置してから半年近く、ずっと屋外で雨風にさらされているが、中に雨が入り込んだことは一度もない。扉は弱い磁力で閉じられているだけだが、突風で開いてしまったということも、一度もない。
こちらの要求をすべて満たす宅配ボックスだったと、日々実感しているところだ。
実は初めに組み立てた際、下段のボックスの扉が微妙に湾曲していて、扉が完全には閉じない状態だった。
前述の通り扉は磁力で閉じているだけなので、今後、さらに湾曲が進んで勝手に風で扉が開いたりすることがあっては困ると思い、販売店に連絡を入れた。
すぐに販売店から返答があり、実物の写真も送ったりして、速やかに下段のボックスだけ代替品と交換してくれた。
良心的で迅速な対応をしてくれたお陰で、今も快適に使っている状況である。
それにしても、届く荷物の時間指定やら、在宅時間の調整やら、そうした荷受けに関わる煩わしさから開放されることの、このささやかな快適さはどうだろう。
これまで荷物の受け取りが大きな負担だった訳ではないが、外出先から帰宅して運送業者の不在票が入っていたときにはいつも配達員に申し訳なく感じていたし、ましてや時間指定したのなら家を空ける訳にはいかないと、常々ちょっとしたプレッシャーも感じていた。
こうした小さなストレスから開放されるのは、精神面でもメリットだ。
頻繁に届くレコードを平日に受け取ることになる妻の不平もなくなる。
何より配達ドライバーさんに不要な負担をかけることがなくなり、喜んでくれていることと思う。
初期費用は必要だが、それ以後は皆がWin-Winになれるアイテムである。
まだ宅配ボックスを設置していない人には、ぜひ検討をオススメしたい。
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