本ページはアフィリエイトによる収益を得ています

【セレッソ】 vs 名古屋グランパス(2024年J1リーグ第21節)

 今日のセレッソ大阪は、ホームで名古屋グランパスと対戦。
 スタメンは下記公式Xの通りだ。

 ゲームは、セレッソが2点を先制し、グランパスに1点を返されるも、2-1で逃げ切りに成功している。

C大阪 2-1 名古屋グランパス

 立ち上がりは概ね互角といった雰囲気だったが、前半2分には早くも名古屋FW山岸に、ボックス内からのシュートを許している。
 グランパスはボール非保持の場面ではコンパクトに守って中盤を厚く、セレッソが楔のパスを入れた場合は人数をかけてチェック。攻撃時はあまりボールをこねずに素早く繋いで、シンプルにシュートで終わることを徹底していた。
 セレッソは前節のようにMF奧埜が最終ラインに降りることはせず、主に左サイド奥のスペースにボールを送って、味方の上がりを待つ狙いのようだった。

 セレッソの大きなチャンスとしては21分。人数をかけて攻め上がり、最後は名古屋PA内でFWレオ・セアラがカピシャーバからパスを貰ってシュートを放ったシーンがあったが、ボールは枠の上。

 しかしその後25分にセレッソが先制。
 グランパスがセレッソ陣内へ攻め込んでいる場面だったが、パスのズレたボールをSB奥田が軽いタッチでクリアー。ボールはセンターサークル付近へ飛んだが、そこでレオ・セアラが上手く名古屋DFハ・チャンレと身体を入れ替えて裏のスペースへ。
 レオ・セアラはボールを持ったまま左サイドへ膨らみ、セレッソの上がりはFW上門のみで、2対4の数的不利の状況。恐らく両チームの選手もサポーターも、皆がクロスを予想したかと思うが、レオ・セアラは単騎でボックス内に侵入し、DFハ・チャンレを交わして角度のない位置から鋭いシュート。
 これがファーサイドのゴールネットを揺らす先制点となった。 

 その後は先制した勢いのままセレッソが攻勢を強め、30分には上門の献身的なプレスから、名古屋DF三國ケネディエブスにイエローカード。
 36分にはグランパスのバックパスがズレた所をレオ・セアラが狙い、ボックス内で相手と交差。追加点のチャンスだったが、ここは名古屋DF三國ケネディエブスが足を伸ばして何とかクリアー。
 前半はこのまま1-0で終了。

 そして後半は立ち上がりから、グランパスがセレッソのゴールへ襲いかかる展開。立て続けにピンチを迎えるたが、セレッソも集中した守りでゴールは割らせず。
 すると49分、ルーカス・フェルナンデスのスルーパスに抜け出した上門が、遠目から鋭いシュート。これは名古屋ゴールネットを揺らしたが、明らかなオフサイド。
 54分の奧埜のミドルシュートは、惜しくも枠の右。

 堪らず名古屋は60分に2人替え。永井/山岸/三國を下げ、榊原/パトリック/吉田を投入。
 しかし次の得点もセレッソ。
 64分にグランパス陣内でカピシャーバが、交代で入ったばかりの名古屋MF吉田からボールを奪い、そのまま左サイドからクロス。ここに中央のレーンを後ろから走り込んできたルーカス・フェルナンデスが右足を当ててネットを揺らす追加点となった。 

 なおこのシーンでボールを奪われた名古屋MF吉田は、そのすぐ後にもパスがズレて、レオ・セアラにシュートを許すピンチを招いている。
 それが理由かどうかは定かではないが、その直後に交代を告げられている。60分イン/67分アウトだ。敵ながら、これはなかなか切ない。彼に幸あれ。

 しかしこの後は、グランパスが立ち位置を修正したこともあってボールを握られ、セレッソは受けにまわる展開に
 70分ごろには複数の選手の足も止まり始め、おいおい早く交代カード切れよと念じながら観戦していたが、小菊監督はなぜかグズグズと動かず。
 そうこうしているうちに案の定、失点。コーナーキックのこぼれ球をミドルシュートで叩き込まれた形だった。
 そしてその後にようやく小菊監督は2枚替え。いやいやいや、遅いやんか。。

 結局、後半アディショナルタイムにはDFジャスティン・ハブナーも入れて5バックにし、何とか1点差を守り切って試合終了。
 さっさと交代カードを使って無失点で乗り切りたかったが、ともかくこれで2連勝。上位チームとは当たらない3連戦だったとはいえ、2勝1分は及第点以上の結果で終えられたといえる。

選手採点(セレッソのみ)

GK
キム・ジンヒョン 6.0
失点シーンはノーチャンス。安定したパフォーマンスだった。

DF
奥田 勇斗 6.5
何度もセカンドボールを拾い、攻撃にも効果的に絡んだ。強さや突破力といった点でまだまだ伸び代はあると思うので、これからも成長を期待したい。

鳥海 晃司 6.5
シーズン前半は一昨年のような致命的ミスが散見されたが、ここ数試合は安定したプレーを見せてくれている。前へのチェックも的確で、文句なしの内容だったと思う。

西尾 隆矢 6.5
鳥海とともに集中したディフェンスを披露。サイドへのヘルプも素早く、安定感も増してきた。

舩木 翔 5.0
攻撃時には見せ場はなく、守備時には何度も左サイドを突破されていた。勝てたから良かったものの、後半はかなり狙われていた。

MF
田中 駿汰 6.5
やはり奧埜が近くにいると彼のパフォーマンスも上がる。良いタイミングで前目のポジションをとるなど、オフェンスを後方からバックアップした。

奥埜 博亮 6.5 (86分 OUT)
相変わらずあらゆるスペースに顔を出し、チームを助け続けた。田中とは縦になったり横になったりと、コンビネーションも良かった。

上門 知樹 6.0 (86分 OUT)
今日の彼のプレーに何も文句はないが、出来ればアシストか得点を期待したい。あの位置にいる選手への賞賛が、効果的なプレスやパスコースを消す動きといった事ばかりなのは、少し寂しい。

ルーカス・フェルナンデス 7.5 (78分 OUT)
毎試合、彼のことはベタ褒めだが、今節も大絶賛しかない。プレースキックの精度は今ひとつだったが、献身的な守備や決勝点となったワンタッチシュートなど、非の打ち所がない。とにかくボールを持てば、余計な時間をかけずにゴールへ向かってドリブルを仕掛ける姿勢は、相手にとっても驚異だろう。

カピシャーバ 7.0 (78分 OUT)
常に左サイドで圧倒的な存在感を示し、値千金の追加点となるボール奪取からのピンポイントクロス。果たして来季もセレッソにいてくれるのだろうか。

FW
レオ・セアラ 7.5 (92分 OUT)
センターサークルから左サイドへ膨らみ、最後はペナルティエリアに戻ってくる圧巻のドリブルシュート。ワンタッチゴーラーのイメージを払拭する素晴らしい先制点だった。

交代出場
柴山 昌也 ー(78分 IN)
出場時間が短く採点なし。

為田 大貴 ー (78分 IN)
出場時間が短く採点なし。

渡邉 りょう ー (86分 IN)
出場時間が短く採点なし。

平野 佑一  (89分 IN)
出場時間が短く採点なし。

ジャスティン・ハブナー ー (92分 IN)
出場時間が短く採点なし。

監督
小菊 昭雄 5.0
本文でも触れた、交代カードの致命的な遅さによる痛恨の失点。観るからにカピシャーバあたりは足が止まっていたのに、なぜ交代をあんなに躊躇するのだろうか。彼のお陰でクリーンシートを逃した。


↓ コメントはこちらへ ↓

タイトルとURLをコピーしました