先日購入した ホレス・シルヴァー のLPが、擬似ステレオの再発盤なのに割と音が良く満足度が高かったので、ブログに上げておこうと思う。
【LP購入記録】Horace Silver and The Jazz Messengers
アーティスト | Horace Silver and The Jazz Messengers |
タイトル | Horace Silver and The Jazz Messengers |
カタログNo. | BST-81518 |
プレス国 | アメリカ |
黒音符ラベルのUS盤。Discogsによれば、1973年のリイシューのようだ。
まったく期待してなかったのだが、一聴してみると、なかなか悪くない。鮮度が高いと言っても間違いではない音だ。
本作のメンバーは、
ホレス・シルヴァー(p)
ハンク・モブレー(ts)
ケニー・ドーハム(tp)
ダグ・ワトキンス(b)
アート・ブレイキー(ds)
というクインテット。
彼らが「The Jazz Messengers」を名乗り始めたのは、1955年のことらしい。
そしてその55年に発売された2枚の10インチLPをカップリングして、12インチで再リリースされたのが、本作だ。
ちなみに発売は、56年の10月。しかしその前の6月にすでに ホレス・シルヴァー と アート・ブレイキー は、袂を分かっている。その後、アート・ブレイキー が「The Jazz Messengers」の名を継いで行ったことは周知の通り。
つまり本作は、「Horace Silver and The Jazz Messengers」名義の唯一のレコード(BLP1518)となっている。
ま、そんな余談はともかく、この作品の内容が素晴らしいことは、これまでにもサブスクで聴いていたので分かってはいたが、やはりアナログ・レコードで聴くと味わいが深い。
巷で言われているほどファンキーだとは思わないが、バック・ビートを効かせた ホレス・シルヴァー(p)のプレイは印象的だし、ハンク・モブレー(ts)と ケニー・ドーハム(tp)の2管も申し分なし。
何よりLPで聴く アート・ブレイキー(ds)の迫力は圧倒的だった。
やっぱりこの時代の作品はレコードで聴くに限るなと、ファンキーなジャケットを眺めながら再確認した次第である。
ちなみに擬似ステレオ盤だからか、右に寄っているドラムのハイハットの「響き」のような音だけが、最後の曲だけ左chからも聴こえてきて、少し気持ち悪い。小さいノイズのような微かな音で、普通の人は気にならないかもしれないが、曲がりなりにも元ドラマーとしては違和感を感じて仕方がない。
よってこの曲だけ、プリアンプをモノラル出力させて聴いている。
しかしこんなに音が良いのなら、そのうちモノラル盤を買い足そうかなと考えないこともないなー。
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