特に日本ではブルーノートの中でもひときわ人気の高い本作。これまで「Classic Vinyl」というシリーズのLPが好みの音だったので愛聴してきたが、新たに「Classic Records」レーベルの盤を中古で入手したので、ご紹介しようと思う。
COOL STRUTTIN’/ソニー・クラーク
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アーティスト | Sonny Clark |
タイトル | Cool Struttin’ |
カタログNo. | BLP1588 |
プレス国 | アメリカ |
Discogsの情報が正しければ、1996年にリリースされたLPのようだ。
リマスタリングはバーニー・グランドマン。ランアウトにも「BG」のサインがあるので間違いない。
一聴した印象としては、「さすがクラシック・レコーズ」といえる音。決して無機質ではなく、温かみを残したまま艶と臨場感を出した趣きだ。とにかく音色がリアルに響く。
そう、とにかくリアル。生々しい。特にトランペットとドラムはすぐ側で鳴っているかのような音だ。リムを叩いた音なんて、元ドラマーとしてはドキッとするほどである。
ただ、あまりにリアルすぎて、なんだか聴き疲れしてしまう面もないことはない。
この Classic Records盤をはじめに聴いていれば、純粋に「さすがクラシック・レコーズ!素晴らしい音だ!」と小躍りしていただろうが、なまじ他のLPを繰り返し聴いてきただけに、このやけに生々しすぎる音には少し困惑してしまうというのが率直なところだ。
ま、すぐに慣れるかなとも思う。そして慣れてしまったら、さらなる愛聴盤になるのかなとも期待している。
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右が新たに今回入手した「classic records」
並べて比べると色目に違いがあるのがわかる
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