雨の中での90分となった、今日のセレッソ大阪のFC東京戦。
今日も私用で数時間遅れてのDAZN時差観戦であり、観終わったのは21時も過ぎていのたで、もうブログはサボろうと考えていたが、見事に勝利したので簡単に書き残そうと思う。
スタメンは下記公式Twitterの通り。
明治安田生命J1リーグ第8節
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) April 15, 2023
4/15 16:00 KICK OFF⚽️
FC東京 × #セレッソ大阪
🐺🌸STARTING LINEUP🌸🐺
キックオフ迫る!
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詳しくは👇https://t.co/0BgcxWYw97 pic.twitter.com/Ijl2vIkhIp
FC東京 1-2 C大阪
試合は、早い時間帯にセレッソにアクシデントが発生している。開始7分で、MFカピシャーバが足を痛め、負傷交代となったのである。
交代で入ったのはクルークス。小菊監督としては、いきなりゲームプランの修正を迫られる展開となった。
対するFC東京は、徹底してサイドで起点を作る。中を閉めるセレッソを相手に、初めからサイドにボールを預けて前へ運ぶ形だ。
序盤はこのFC東京の狙いは奏功していたが、それほど時間を置かず、セレッソも奥埜がボールホルダーに近づくことでサイドで数的有利を作って対応ができていた。
ただし前半は両チームともスコアレス。
そして後半、先制したのはセレッソ。58分にFC東京陣内の左サイドで、FWレオ・セアラがファールを受けて獲得したフリーキックから。
キッカーはSB山中。山中はニアにボックス内でワンバウンドするボールを入れ、これにMF奥埜が軽く左足で触わり、GKの頭のすぐ上を抜くゴールとなった。
🌸🐺ゴールハイライト🐺🌸
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) April 15, 2023
2023/4/15(土)2023明治安田生命J1リーグ第8節
59分 #奥埜博亮#山中亮輔 選手が相手陣内で獲得したFKのキッカーに。相手DFとGKの間に供給された低い軌道のクロスを奥埜選手が滑り込みながら巧みに左足で合わせゴール⚽️#セレッソ大阪 pic.twitter.com/0pz1aOaPhG
山中の意表を突くようなアイデアとキックの精度が光った先制ゴールだった。そして「ニアに速く」というクロスが、いかに効果的かを証明した1点だったと思う。
しかし、前節ほどではないにせよ、すぐに同点に追いつかれる。
67分にFC東京DF中村帆高が右サイドでボールを運び、センターラインを少し超えたあたりからバイタルエリアへアーリークロス。ここに走り込んだFW渡邊凌磨が胸トラップから右足ボレーを放ち、ゴール隅へ沈めるスーパーゴールだった。
🔵 スーパーゴールで #FC東京 が追いつく!🔴
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) April 15, 2023
右サイドの #中村帆高 がゴール前へボールを送ると、ペナルティーエリア手前で #渡邊凌磨 が胸トラップ。
DFに囲まれた状況で体勢を崩しながらボレーシュート!これが決まってFC東京に同点ゴール!
🎥:@DAZN_JPNpic.twitter.com/kO9nuhFdu8
セレッソとしては人数は充分だったが、これは相手を褒めるしかないだろう。
しかし終盤に再びセレッソが勝ち越し。83分のビルドアップのシーンで、左サイドでボールを受けたSB山中が、前のスペースへ走り込むMF上門にパス。上門はこれをダイレクトで中へ入れ、ボックス内で待っていたMF奥埜もダイレクトで左足を振り、GKヤクブ・スウォビィクの手を弾いてゴールへ吸い込まれるゴールとなった。
🌸🐺ゴールハイライト🐺🌸
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) April 15, 2023
2023/4/15(土)2023明治安田生命J1リーグ第8節
84分 #奥埜博亮
自陣からテンポ良くパスを繋ぎ前進。#上門知樹 選手が中央へ折り返すと奥埜選手がダイレクトでうまく合わせゴール⚽️奥埜選手は2ゴール目、決勝点をあげる✨#セレッソ大阪 pic.twitter.com/EUxo1sRs9v
試合終盤の苦しい時間帯ではあるが、上門のクロスまでは割と簡単に運べているし、決めた奥埜もステイしてスペースを作ったとはいえフリーでシュートを放っており、FC東京としては痛恨の失点だったと思う。
事実、これが決勝点となり、セレッソ大阪が逃げ切りに成功している。
ゲームとしては、FC東京のほうが有利に試合を進めていたとは思うが、決定機のシーンを思い返してみてもセレッソを圧倒していたとまでは言えず、どちらに転んでもおかしくない90分だったと思う。
こういう試合で勝ち点3をとれるのは大きい。そしてセットプレーで点が獲れているのも大きい。試合の流れと関係なく、飛び道具的なセットプレーで得点できれば、チームとしては大きな武器になるし、「勝負強さ」にもつながる。
もはや相手を圧倒しての勝利というのは、今のセレッソには期待できないので、今日みたいに地味に勝点を拾っていって、ひとつでも上の順位でフィニッシュして欲しいと願うばかりだ。
選手採点(セレッソのみ)
GK
キム・ジンヒョン 6.0
FC東京のFW渡邊凌磨のスーパーゴールには反応できなかったが、それ以外の場面ではロングフィードも含め、精度は高かった。
DF
松田 陸 6.0
ちょっと奇をてらったクロスが多く、微妙な採点。61分に右サイドを毎熊・香川とのパス交換で突破して上げたクロスは、残念ながらGKがキャッチ。崩しが完璧だっただけに、観ていて落胆したクロスだった。
マテイ・ヨニッチ 6.0
前半21分のFC東京の決定機では、ボールホルダーに寄るか留まるかの判断を誤り、あやうく失点という場面だった。それ以外ではいつも通り、ボールを跳ね返し続けた。
鳥海 晃司 6.5
上で述べた21分のFC東京の決定機のシーンで、最後までFWディエゴ・オリヴェイラに付いてフリーにさせず、ピンチを凌いだ。値千金のディフェンスだった。
山中 亮輔 6.5
序盤はイージーミスも目についたが、やはりこの左足は恐ろしい。先制シーンのフリーキックでの、壁に立ったFC東京FW仲川の顔のすぐ横を通す精度の高さは悶絶ものだ。(というか、仲川がちょっと避けてる?)
MF
毎熊 晟矢 6.0 (65分OUT)
相手の陣内で起点となる場面も多く、目立った働きは少なかったものの、チームの勝利に間違いなく貢献した。
原川 力 6.0
ボールを狩るシーンは少なかったが、役目は果たしたと思う。
奥埜 博亮 7.5
勝利に導いた2得点だけでなく、随所に顔を出してチームを助けた動きも絶品。文句なしのMOMだろう。
カピシャーバ ー (9分OUT)
無念の負傷交代で出場時間が短く、採点なし。
香川 真司 6.5
すっかりセレッソに必要なプレーヤーになってしまい、今節もフル出場。後半に一度、危険な位置でのボールロストがあったが、それ以外は流石のキープ力と視野の広さ、パス精度の高さを見せつけた。
FW
レオ・セアラ 6.5
3試合連続の得点とはならなかったが、前線で孤軍奮闘。事実上1トップとして身体を張ってボールを収めるシーンも多く、味方の上がりを待つ時間を作っていた。終盤は足が止まっていたがフル出場。
交代出場
ジョルディ・クルークス 5.5 (9分IN、76分OUT)
カピシャーバの負傷により、左サイドでスクランブル出場。山中との連携がチグハグだったのは仕方ないが、クロスの精度が今ひとつだったのは残念だった。
中原 輝 5.0 (65分IN)
右サイドでボールを受けても、効果的なオフェンスにつながった場面は、ほとんど無かった。
上門 知樹 6.0 (76分IN)
ダイレクトでの折返しで、勝ち越しゴールを演出。短い出場時間ながら、結果を残した。
監督
小菊 昭雄 6.5
前節はかなり辛辣に批評したが、今日は開始早々のカピシャーバ負傷交代にもかかわらず、流れを見据えた采配で勝ち点3をゲット。76分に途中出場のクルークスを下げ、左サイドに上門を投入する賭けに出て、見事的中させた。
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